『きみがぼくを見つけた日』 |  わたしkoromi。普通の人。カナダ?NY?

『きみがぼくを見つけた日』

今週末公開の映画です。一足早く見るチャンスがあって、これは、是非、というか、本当に良い映画だからみんなに絶対に見て欲しいと思ってここに書いています。なので、ネタはバラさないような書き方にします。

http://wwws.warnerbros.co.jp/thetimetravelerswife/

『ニューヨーク/ゴーストの幻』の脚本家がどうしても映画化させたい作品があった。NYタイムズベストセラーリストに28週連続トップ10入りの快挙を成し遂げた、時を超えるピュアで切ないラブストーリーが原作。制作はブラッド・ピット。

映画の原題は、書いちゃうとあれかな。。。と思ったけれど、上のリンクにもすでに出ているので(苦笑)『The Time Traveler's Wife』。邦題の方が好きだなぁ。素敵だと思う。原題は、なんだこりや。そのままじゃないか!って感じで嫌い。でも、皆様にはちょっとどんな話なのか想像ついたかな?

奥さま役を演じているのは、前にも、かなり、かなりお薦めした映画『きみに読む物語』(原題:『The Notebook』)のレイチェル・マクアダムス。こちらも、まだ見ていない方がいたとしたら、是非見るべき映画ですけれど。

あまり現実的ではない話なので、原作を映画にする際に、とても脚本家や監督の才能が発揮されて、こんなに素晴らしい映画に仕上げられたのだと思う。本当に、いい映画です。みんなに見てもらいたい。絶対に。

いつも一緒にいるからといって、愛が見えるわけではない。離れれば離れるほど、深まる二人の愛の美しさ・・・。


実は、この映画を日本公開前に観ることができるチャンスは偶然、koromiのもとに舞い込んできた。この映画がどのような映画化も、とても好きな映画である『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスの小さな写真を見ても彼女だとも気付かなかったし。。。ただ、ふと、そんなチャンスがあるなら行ってみてもいいかな?と思った。映画のプレミアとかって、混雑していたり、面白いのかどうなのか、前情報がなさ過ぎて徒労に終わる作品だった。。。とかそういうイメージがあるから、公開前の映画を見るチャンスがあっても、ここ10年ぐらいはそれは偶然飛行機の中で見るぐらいだった。。。そういう状態のkoromiのアンテナになぜだか引っかかった映画。

はっきり言って、タイトルぐらいしか最初は知りませんでした。
それから、観られるってう招待状が届いた時にはそんなチャンスがkoromiのアンテナに引っかかったことさえ忘れていて、しかも、他の重要な用事が入っていました。だから、実は、それを人に譲ることにした。映画の内容も何も調べずに、タイトルだけしか知らないという状態で。「二人まで入れるから私のふりして行ってらっしゃい!」と、まずは妹夫婦に。
しかし、彼女たちは翌朝早い(旦那は明け方から運送の仕事だし、妹は最近パン屋で朝の6時からパートしているので)と、辞退の連絡あり。

次に、ある女友達に、誰か誘っていけば?と連絡し、その子から『きみに読む物語』のレイチェル・マクアダムスが出ているっぽい。という情報を聞いたの。で、彼女は、絶対に一人でも行って観てくるっ!と。

そこで、koromiの手を離れたチャンスは思いがけず、その前日にまたkoromiの元に戻ってきました。「会社の関係でどうしても行かれないから、他の人に声かけてあげて。。。」と。彼女にあげたチャンスだから、またhanaに前日になって戻してくれることをしなくても良かったのに、彼女は良い子なのよねー。わざわざ、私に連絡をくれました。

その時、まだ私にはどうしても外せない用事があったから、さて、誰に。。。といっても翌日だから誰かにこのチャンスをあげようか、それとも、もう、このまま放置しておこうか。。。いろいろ忙しいし。

仕事も忙しかったから、ちょっと放しておきました。その映画の日は私も、もともと入っていた予定がキャンセルになり、ちょっと他のお約束をして、なのに、やっぱり仕事でそのお約束も私がキャンセルしなくちゃいけなくなり。。。というバタバタで。

そしたら突然その、仕事の打ち合わせ自体がバーンと別の日に飛んだの。ありえない。

彼女から、そのチャンスを戻された瞬間にそんなことが起きた。

実は、彼に8月20日ごろにお願いした秋物の洋服が、やっと日本に入港し20日ごろにコンテナから倉庫に移されるということだけれど、別送品扱いで送られてきていて、必要書類がないので、別の書類を作成して手続きをしなくてはならない。本来なら今月末か来月初めに受け取れるはずが、来月半ばぐらいになる。。。という連絡がペリカンから入ったり。。。送られてくる荷物が予想以上に多いような気もして。。。また動揺して。ちょっと精神的に何か欲しい状態だったんだよね。

まず、会社の大切な大切な打ち合わせが飛んだ時点で、朝から病院に行くことに決めた。ちょっとどうしても、ちゃんと診てもらいたかったから、薦められた、家からそう遠くないけれど大きな病院にね。これに関しては、きちんといろいろな説明をして下さる先生とゆっくり話が出来て、2種類の薬を処方してもらって、良い方に向かっていると思う。

その、病院に行った後、会社に行こうと思っていたけれど、そんなわけで、チャンスはまわり、まわってkoromiの所に戻ってきたし、リフレッシュも必要だし。。。と、自分一人でいいから行こう!って思った。
そこで、ああ、映像翻訳を勉強している友達。最近、お勉強だらけで煮詰まっていないかしら?彼女がもし、万が一、もう翌日だけれど暇だったら、お仕事柄、誘ってあげたら彼女のためにもなるかもしれない。。。と思って、ダメもとでお誘いした。

そしたら、OKだったのです。お付き合いいただき、ありがとう。

そんなわけで二人で公開前の『きみがぼくを見つけた日』を観てきました。確かにすごく、すごくいい映画だった。だからみんなに薦めたい。そう思ったんだけれど、実はkoromiには別の意味で、何かこの映画を見ることになったことに運命を感じてしまった。だって、どう考えても、koromiはこの映画を見ない予定だったから。

そして。この映画の内容がね。私が、今見るべきだったから、こうやって運命で導かれたんじゃないか。と思えるような、そんな映画だった。

映画の中の彼と、彼女は。。。幸せかな?って考えた。普通の人から見たら、普通の人と比べたら、きっと、《幸せ》じゃない。本人たちだって、それが分かっているし、実際、《幸せじゃない》と相手や自分責めたこともあった。いろんな《運命》を呪ったことも事実だと思う。

もう一度、どこかから拾ってきたこのフレーズ。

いつも一緒にいるからといって、愛が見えるわけではない。離れれば離れるほど、深まる二人の愛の美しさ・・・。

私は、このフレーズ自体に関しては、映画にこのフレーズがきちんと合っているかという点においても、ちょっと下手な表現だと思っている。し、現実的に映画と関係なくこのフレーズを聞いても。。。きれいごとにだけしか感じない。離れれば離れるほど?それはちがうなぁ。と。。

むしろ、うまくいかないけれど、私がこのフレーズを置き換えるなら、

一緒に人生を歩むことができなくても、一生をかけて愛を貫いた二人の物語にはどんなことにも邪魔されない《運命》を感じる。
《幸せ》とは、一緒にいられる時間の長さと必ず比例するものではない。彼らは、出逢ったこと自体が《幸せ》なのだという点をお互い理解しているからこそ困難を乗り越えて愛しあえたのだ。

みたいな?下手くそ。。。。

で、koromiはこの映画を見てね、今の状態とか、これから先のことも分らないけれど、でも、彼と出会って幸せだった瞬間は沢山あったから、それは幸せなことなんだって思えた。これから先、もっと辛いことがあっても、やっぱり、彼と出逢って、幸せだったから。やっぱり、私は幸せだと。

この映画を見て、心がちょっとキレイになった気がする。今のタイミングで、koromiはこの映画を観なければならなかったから、運命が引き寄せたんだと思う。ちょっと辛い。でも、素晴らしいチャンスをkoromiはちゃんと掴んで、またひとつ、大人に、成長できた気がした。